防火仕様の木製建具

私が参加しているNPO法人家づくりの会での活動の一つの話。

例えば準防火地域で住宅を考える際
隣地境界から1階は3m、2階は5mの範囲(延焼のおそれのある部分)は防火仕様の窓とする必要があります。
特に2階は境界から5mと規制の範囲が広いのでほとんどの窓に防火仕様が求められてしまうわけです。

勿論、木製サッシ(木とアルミの複合品)に防火認定品はありますが
なかなか高額で気軽に工事費に入れ込めない状況があります。
スチールでつくる方法もありますが木製であることの良さは得られません。

となると・・・首都圏(防火規制の厳しい地域)の住宅は
結果的にアルミサッシのみに選択肢が限られるという現実があります。
(あくまで一般庶民派の話ですが・・・)

一方で木製建具を住まいに是非使いたいという建て主さんは多くおられます。
木造の住宅をつくるならではの木の優しさや質感を窓にも同様に欲しいと思うし何よりデザインは自由です。
コストもアルミサッシよりは高くなりますが木製サッシほど高額ではありません。
また、私たちが開発している木製建具は全国どこの建具屋さんでもつくることができる仕様を目指しています。
近年、減少し続けている建具屋さんの技術力も守っていきたいと考えています。

準防火地域であっても木製建具を取り入れたい、そんな思いと国交省からの補助金の採択が重なって
木製建具の防火戸認定を取得するべく燃焼実験を続けて今年で3年目。
つい先日、防火仕様の窓にはこれまで定番だった網入ガラスでなく
耐熱強化ガラス(網の入っていない透明なガラス)を使った木製片引き窓で見事(!)実験に成功しました。

まだぬかよろこびできない点もありますが
今年度中の目標である実用化に向けての第一歩を踏み出した感じです。

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この記事へのコメント

しょ
2010年11月13日 21:03
  画期的。がんばれ!!

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