進行中PROJECT 20181120

茨城県で現場中の住宅です。
平屋のリビング天井は化粧構造材を表しにしていて
既に杉柾目の天井縁甲板も仕込んでの上棟だったため
天井はこのまま空間の仕上になります。

6本揃い並ぶ【化粧梁】は杉120×270×7mの乾燥材。
図面では「上小節」と記載しましたが節のほとんどない美材が入りました。
流通規格材よりかなり長い特殊な材、背割無しで使える乾燥材、6本並び揃えたい、
うち1本は幅180・・・材を確保する条件は非常に厳しかったと思います。

上棟時、工務店さん、大工さん共にはそんなご苦労を一言ももらさず組み上げておられましたが
後日伺うと実は相当材を探すのに奔走されておられたとのこと。
毎回現場に通うたびに いい梁だなぁ・・・ と見とれている私はしばし幸せ者です・・・。

この化粧梁を受けている棟木はアカマツの【太鼓梁】。
これも長さと寸法の合う材がなかなかみつからず
私共がお付き合い頂いている長野の材木屋さんからなんとか探し出してもらった力強い良材。

設計上、梁の全長8.1m必要だったため、2本の太鼓梁を大黒柱上で台持継ぎしています。
太鼓梁同士の継ぎ手(昔の民家ではよくあったのだと思うけれど)なので
継手の刻み前に大工さんとも入念に打合せ頂き上棟に至りました。

写真の左、棟まで白い紙でカバーされた化粧柱は
建主様からのご要望で入れたケヤキの【大黒柱】。

6寸(180㎜角)を超える柱ではNG(太すぎて空間に合わない)
かつ杉檜でなく広葉樹柱としたい・・・なんて意匠上考えてしてしまい・・・
6寸以下などという ‘細さ‘ב6m‘ などという通し柱級の広葉樹柱がなかなか見つかりませんでした。

方々探し回った結果、新木場の材木問屋さんが全国の材木ネットワーク(?)を駆使(!)して
どうにか探し出してきてくれたそれはそれは貴重な1本。
(ありました!と連絡受けたときは心底嬉しかった)
建主様はこの大黒柱を‘家族のお守り‘と話されてます。

どれも構造材なので飽きたら取り換える・・・とはいかないもの。
末永くご家族を支えていく空間に寄り添う材を何とか縁付けてこれています。
着工から竣工まで工期1年がかりの現場なのですが
様々なものづくりに関わる方々の力を結集して着々と進行しています。

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